このような症状の方におすすめする治療法
粉瘤
癒着の少ないものでは、傷跡の小さなくりぬき法、癒着の強いものでは切除ほうがおすすめです。
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ほくろ
悪性の考えられないもの、あまり大きくないものは炭酸ガスレーザーがおすすめです。大きなものや、悪性の疑いが完全にはれないものは切除法でとりきってしまうことをお勧めします。ホクロのページをご参照ください。
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皮膚線維腫
局所麻酔下に手術することをお勧めしております。
脂肪腫
局所麻酔下に手術をおすすめしています。
ケロイド
これは手術はお勧めしておりません。ケロイドのページをご参照ください
軟性線維腫
小さなものでは無麻酔で、チョキンと切ってしまうだけで大丈夫なものもありますし、大きなものはちょっとだけ麻酔の注射をして一針だけ縫うことをお勧めしています。
アクロコルドン(首の多発性の老人イボ)
これは、局所麻酔をするか事前に麻酔クリームを塗っていただき、炭酸ガスレーザーをあてる または液体窒素 または直接カットする方法などがあります。
血管腫
小さなものでしたら炭酸ガスレーザーで十分で、術後バンドエイドを一週間ほど貼っていただくだけで乾きます。大きなものでしたら切除したほうが再発しない場合があります。
手術療法とは
1)医師の診察
まずは、通常の診察にいらしてください。その際、悪性または良性であるかの診断を行います。そして、手術による摘出をしたほうがよいもの、しなくても大丈夫なものを判断し説明させていただきます。
説明させていただき、患者さまのご同意がいただけますと、手術日の予約をさせていただきます。手術前の説明としては、どのような麻酔をさせていただくか(麻酔に対して以前アレルギー反応があったかなかったか等、したことがない方は麻酔事前チェックをさせていただきます)、手術時間、切り方、術後何日ほどどのようなガーゼをし、濡らす、または運動が制限されるか、おおよその受診日数などをお伝えし、また術後の傷跡がどのようなものになるかを説明いたします。
2)手術日の予約
その後、受付にて手術日の予約をしていただき、再度スタッフから当日の案内、持参品が必要な方はその説明をさせていただきます。
3)ご来院
手術当日少し時間より早めにおいでください。下半身の手術の場合、自転車やオートバイでの御来院は、帰りが難しいのでお控えください。何か体調不良、疑問などがおありでしたら、事前にお電話してください。
4)手術の準備
来院されましたら、受付スタッフに「本日は手術予約している、○○です」と告げてください。手術準備が整いましたら、お名前をお呼びし、奥の手術室にご案内いたします。手術室につかれましたら、脱衣籠などありますので、看護婦の指導に従い、脱衣されたり、ベッドに横たわったり、リラックスしてお待ちください。
5)手術
執刀医がしばらくすると来ます。そして患部の確認を再度患者さまといたします。その後、消毒が始まり、患部に青い紙性の布がかけられます。途中レーザーなど使う場合が多いですので、ベッドに横になられている間は、目を保護するためにタオルや専用のゴーグルで目を覆います。その後、執刀医から「麻酔をしますよ」と合図があります。しばらく麻酔注射のため痛みがあります。麻酔が十分効いたころに手術が始まり、通常ひとつの腫瘍でしたら、5分程度で手術は終わります。糸による縫合が行われたあと、患部をきれいにふき、ガーゼで覆われます。
6)アフターフォロー
執刀医と看護婦から、術後の注意事項がふたたび申し渡されます。質問等ありましたら、再度このときおたずねください。術後の安静はお守りください。
当院の手術療法へのこだわり
- 良性、悪性に応じたきちんとした対応・良性はできるだけ痕をきれいにすることにベストを尽くす。(傷跡の長さを短く、縫わないですむものは縫わない等)
悪性もあとかたをきれいにするとともに、完全に患部からとりきれていることの確認、正しい病理診断、再発管理、全身転移の確認をきっちりする。
- 痛みをできるだけ軽減するためのさまざまな工夫
- 手術時間の短縮化による患者さまのストレス軽減
- 待ち時間、通院時間の短縮による(手術、術後の消毒などは予約制です)手軽に手術に踏み切れる体制
手術療法について
施術時間
ひとつの腫瘍につき5分程度
痛み
局所麻酔で、チクっとする程度
来院目安
手術の翌日と10日に二度ほど
治療後の経過
- 手術当日は麻酔が切れるのが一時間半後程度ですので、その後少し痛みが出る方がおられます。ほぼ全員に術後飲む抗生物質、鎮痛剤が投与されていますので、それらをお飲みください。手術当日は麻酔のせいもあり、患部が少しはれぼったい感じがあると思います。気になられる方は、患部を濡らさないで冷やしていただくとよろしいかと思います。
- 通常手術翌日に来院していただき、手術部位の状態チェックをさせていただきます。その後、患者さまの状態により、家で自分で消毒する方とまめに来院していただきこちらで消毒する方に対してご指導をさせていただきます。クリニックできちっと安心に消毒してもらいたい方はもちろん毎日ご来院いただいてもかまいません。家で消毒してもらう方には消毒に必要なグッズなどのご紹介もしておりますので、お気軽におたずねください。(その方の患部にあったガーゼやテープを探すのは結構大変ですので)
- そして、通常10日に二度ほどは来院していただき、顔の縫合であれば、術後4~5日目、それ以外の場所でしたら術後1週間~10日後に抜糸させていただきます。傷跡をできるだけきれいにするために肌色の目立たないテープでテーピングします。テーピングは傷跡をできるだけきれいにされたい方は、術後三ヶ月ほど貼っていただくとよろしいです。購入いただき家で継続していただきます。病理検査をされた方は、だいたい術後10日目に結果が出ますので、それを聞いてください。病理検査の結果悪性と判明した方は、その後全身検査などをすることになります。
- 術後の傷は、抜糸後まだしばらく赤みがありますが、抜糸されましたら、濡らしたりお化粧をしていただいたり運動をしていただいてかまいません。軽度の赤み、硬さはまだ少し残りますが、お化粧をすると目立たないくらいです。術後三カ月もしますと、うっすらとした傷痕が白く残る程度で、完全に落ち着いてきます。ただ、手術後三ヶ月は、こすったり日光に当てたりは避けてください。術後の色素沈着を起こすことがあります。
注意事項
日焼けされている方、皮膚炎、妊娠中の方、日光過敏症の既往のある方
日焼け止めを塗り、お肌を紫外線から保護 詳細につきましては医師にお尋ねください。
手術療法治療の流れ
粉瘤くりぬき法の場合
- Step1まず切除を行う粉瘤にマーキングを行います。
- Step2局所麻酔を注射します。
- Step3パンチで粉瘤に孔をあけます。
- Step4粉瘤を抜き取ります。
- Step5美しく縫い合わせて手術終了。縫わない場合もあります。
粉りゅう切除法の場合
- Step1,Step2まではくりぬき法と同じです。
- Step3できものの直径ほどの切り目をいれます。
- Step4つぶれないように袋ごと取り除きます。
- Step5美しくぬいあわせて手術終了です。
ほくろの炭酸ガスレーザー
- Step1ダーマスコピーで観察し悪性でないことの確認。
- Step2局所麻酔を行い、炭酸ガスレーザーで蒸散させる部分にマーキングを行います。
- Step3炭酸ガスレーザーをあてます。こげくさい匂いはしますが、無痛です。
- Step4傷にガーゼ、テープをします。
- Step5術後一週間から10日は自宅消毒かつ通院で終了です。
治療費用の目安
ほとんどが保険適応です。(表記価格は税込み)
- 露出部:顔、首、頭、手、前腕、肘、膝、膝下、足
- 小さいもの 保険3割負担で11,060円(病理組織をした場合)
- 中くらいのサイズで 保険3割負担で17,000円(病理組織をした場合)
- 非露出部:胸部、腹部、肩、背部、陰部、臀部、大腿部
- 小さいもの 保険3割負担で9,920円(病理組織をした場合)
- 中くらいのサイズで 保険3割負担で15,770円(病理組織をした場合)
- CO2レーザー
- 自費診療で5,500円~42,900円