当院院長は、酒さ・酒さ様皮膚炎、赤ら顔、敏感肌の治療に特化して長年研究・診療を行っています。
酒さという病態は単に「皮膚だけの病気」ではなく、
など、西洋医学だけでは説明しきれない複雑な要素が関わります。
そのため当院では、西洋医学と東洋医学を統合したアプローチを行っています。
これらはすべて、エビデンスを高めるための研究・実験を並行しながら常に進化させています。
酒さや敏感肌の治療は、虫刺されや湿疹のように数日で治るものではありません。
しかし、当院では多くの方が時間をかけて改善し「治療を卒業」して笑顔を取り戻されています。
治療は一歩ずつですが、必ず前に進みます。
私たちと一緒に、肌の回復を目指していきましょう。
患者さまへ、より良い治療法をご提案するために、初診の際にこれまでの治療経過が分かる資料をご持参ください。
酒さ・脂漏性湿疹・尋常性ざ瘡(にきび)は、それぞれ全く異なる疾患です。
しかし実際の臨床では、この三つが重なり合って存在する方や、時期によって症状が入れ替わる方が少なくありません。
このように症状が移行したり共存するため、診断が非常に難しいのです。
実際に「他院で診断がバラバラだった」「アトピーの薬もにきびの薬も全部外用された」というケースも多く、治療が混乱してしまっている方をよく見かけます。
大切なのは、今の病態を整理し、経験のある医師と一緒に「どこを優先して治すか」を決めることです。
当院では診断と治療方針を患者さんと共有しながら、一歩ずつ治療を進めていきます。
脂漏性湿疹は、内分泌の影響を背景に、生後6ヶ月までの新生児や、思春期以降に活動が活発になることで起こります。
主に顔に「かさつき」「赤み」「べたつき」などが出やすく、慢性的に繰り返すこともあります。
治療には、
といった生活改善も大切です。
敏感肌とは、本来は問題のないはずの刺激に対して、肌が過敏に反応してしまう状態を指します。
背景には皮膚の菲薄化(薄くなること)があり、酒さ様皮膚炎や美容施術の影響で起こるケースが少なくありません。
ビタミンAを含む化粧品は「自宅でできるケミカルピーリング」としてアンチエイジングに有名ですが、肌質によっては長期使用ができない方もいます。
「お友達がやっているから」と同じことをしても、自分の皮膚がもともと薄ければ、逆にトラブルを起こす場合があります。
敏感肌は単なる「外側の問題」ではなく、皮膚の構造や全身の状態と密接に関わっています。
そのため当院では、
を組み合わせ、肌を本来の安定した状態へ導くことを目指します。

Vビームレーザーは、赤みに反応する波長(黄色光)を用いて、拡張した毛細血管を選択的に治療するレーザーです。
血管の赤い色素(ヘモグロビン)に吸収されることで、余分に拡張した血管を縮小させ、赤ら顔や酒さの改善に効果を発揮します。
当院では、酒さや赤ら顔の患者さまに対してVビームを基本治療のひとつと位置づけています。
さらに症状に応じて、
を組み合わせることで、総合的に赤みを鎮める治療を行っています。
酒さは、原因不明の体質的な病気であり、気温の変化や熱がこもること(例:日光に長くあたる)、あるいは精神的なストレスにより誘発される顔(特に頬)の一過性のびまん性紅斑が初発症状です。
やがてこの一過性紅斑は持続性となり、腫脹や毛細血管の拡張を伴います。触れると熱感を感じることも多く、さらに持続性紅斑の中にニキビに似たぶつぶつ(丘疹、膿疱)が多数出てくる場合もあります。
酒さは一般の方にはなじみの薄い病名ですが、実際には子供から高齢者まで幅広く存在しており、しかも多くは湿疹やアトピー性皮膚炎、にきびと合併しているため「気づかれていない病気」といえます。
顔の「ほてり」や「乾燥」を訴える方の大部分は、実は酒さが関係しています。
特に「顔だけが乾燥する」場合は、皮脂分泌が盛んな顔では「保湿不足」ではなく、酒さの紅斑による熱感 → 水分蒸発 → 乾燥という流れが原因であることが多いのです。
このため、保湿剤を塗ってもかえって熱がこもり、乾燥を悪化させてしまうことがあります。実際に「保湿しても余計につっぱる・乾燥する」という経験をお持ちの方は少なくありません。
従来はテトラサイクリン系抗生物質やメトロニダゾール内服が主流でしたが、これらは「ぶつぶつ」には効いても「びまん性の赤み」には効果が乏しいとされてきました。
私は1995年に、漢方薬「十味敗毒湯」が酒さのびまん性紅斑に著効を示すことを初めて報告しました。以来、少なくとも1,000例以上の症例に処方し、90%以上で1週間以内に紅斑の改善を確認しています。
さらに現在では、十味敗毒湯だけでなく、その人の体質に応じた多様な漢方処方を組み合わせています。
加えて、外用剤としては「ロイヤルローズクリーム」に加え、
なども選択肢となります。
酒さの治療は外用・内服だけでは限界があります。そこで当院では、レーザー・光治療・注入療法も取り入れています。
これらを症状や皮膚の状態に応じて組み合わせ、最適化します。
長期のステロイド外用により、酒さが修飾・増悪して生じるのが「酒さ様皮膚炎」です。
単純な副作用ではなく、酒さの素因がある人がステロイドで悪化した状態と考える方が合理的です。
また、免疫抑制剤(例:プロトピック軟膏)でも同様の増悪が報告されており、酒さの存在を見逃さないことが極めて重要です。
酒さは「外からの刺激」「体質・内臓の状態」の両方が関与するため、西洋医学と東洋医学の両面から治療する必要があります。
当院では、
を総合的に行い、「酒さ・赤ら顔・敏感肌」で悩む方をサポートしています。

『酒さ』『赤ら顔』『刺激性皮膚炎』『超敏感肌』などのお悩みで、本院に通院されている方
漢方治療を続けながら、肌につける化粧品類の断捨離…
肌断食をがんばってきたけれど、でもやっぱり「何かお肌につけたい!」「保湿したい!」と願ってきた方々
長年このようなお悩みと向き合い、研究を続けてきた院長が患者さんの皮膚症状に効果があり、そして安心して使用していただけるクリームを作成しました。
抗酸化作用・抗炎症作用・赤み改善を重点的に考慮し、血流を良くし、刺激症状を起こさず、保湿もして…と、よくばりな効果のあるドクターズコスメです☆
ビタミンK・亜鉛などなどの成分を配合しています。
10g入り 2,300円(税込)