酒さ・赤ら顔の治療|大阪市西区・四ツ橋駅すぐの皮膚科

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大阪市西区北堀江のわたなべ皮フ科・形成外科は、大阪メトロ四つ橋線「四ツ橋駅」からすぐの皮膚科です。酒さ・酒さ様皮膚炎・赤ら顔の診療と研究に長年取り組んでおり、院長は酒さをテーマとした研究論文・学位研究を行っています。西洋医学的な診断を基本に、症状や病型に応じた治療をご提案します。

このページでは、酒さという病気の全体像、ニキビや赤ら顔との違い、保険診療でできる治療と自費診療の選択肢、日常生活で気をつけたいことをまとめています。心斎橋・なんば・堀江・桜川・本町方面からも通院いただけます。

こんな症状はご相談ください

  • 頬や鼻のまわりの赤みが、季節を問わず長く続いている
  • 顔がほてる、熱くなる。お風呂・飲酒・気温差で赤みが強くなる
  • ニキビに見える赤いぶつぶつが、ニキビの薬で改善しない
  • 小鼻や頬に、細い血管が浮いて見える
  • 顔だけが乾燥する。保湿してもつっぱる、かえってヒリつく
  • 化粧品がしみる。水や髪が触れるだけでもピリピリする
  • 顔にステロイドを塗り続けたあと、赤みやぶつぶつが出てきた

これらは酒さ、または酒さ様皮膚炎の症状として現れることがあります。ニキビや湿疹として治療を続けても改善しない場合は、診断を見直す価値があります。

酒さしゅさとは

酒さしゅさは、顔の赤みとほてりを主な症状とする慢性の炎症性の皮膚疾患です。日本皮膚科学会では「酒皶(しゅさ)」と表記されます。

はじめは、気温の変化や熱がこもること(長く日光に当たるなど)、あるいは精神的なストレスによって誘発される、顔(特に頬)の一過性のびまん性紅斑として現れます。やがてこの一過性の赤みは持続するようになり、腫れや毛細血管の拡張を伴います。触れると熱感を感じることも多く、さらに赤みの中にニキビに似たぶつぶつ(丘疹・膿疱)が多数出てくる場合もあります。

酒さは一般の方にはなじみの薄い病名ですが、実際にはお子さまから高齢の方まで幅広く存在しています。しかも多くは湿疹やアトピー性皮膚炎、ニキビと合併しているため、「気づかれていない病気」といえます。

酒さの4つの病型

酒さは、現れ方によって次の4つの型に分けられます。複数の型が重なることもあります。

紅斑毛細血管拡張型
顔の中央に持続する赤み、ほてり、細い血管が浮いて見える毛細血管拡張が主な症状です。ぶつぶつは目立ちません。
丘疹膿疱型
赤みに加えて、ニキビに似た丘疹(ぶつぶつ)や膿疱(膿を含んだぶつぶつ)が出ます。ニキビと最も間違われやすい型です。ニキビと違い、面皰(コメド=白ニキビ・黒ニキビ)を伴いません。
瘤腫型(鼻瘤)
主に鼻を中心に、皮膚が厚くなり、こぶのように盛り上がります。進行した段階でみられます。
眼型
まぶたや白目の充血、異物感、乾燥感などの目の症状が出ます。皮膚の症状より先に現れることもあります。

どの型であるかによって、選択する治療が変わります。診察では、赤みの分布、ぶつぶつの性状、面皰の有無、毛細血管拡張の程度を確認します。

顔のほてり・乾燥と酒さ

顔の「ほてり」や「乾燥」を訴える方の大部分は、実は酒さが関係しています。特に「顔だけが乾燥する」場合は、皮脂分泌が盛んな顔では「保湿不足」ではなく、酒さの紅斑による熱感 → 水分蒸発 → 乾燥という流れが原因であることが多いのです。

このため、保湿剤を塗ってもかえって熱がこもり、乾燥を悪化させてしまうことがあります。実際に「保湿しても余計につっぱる・乾燥する」という経験をお持ちの方は少なくありません。顔だけの乾燥が続く場合は、保湿の量を増やす前に、背景に酒さがないかを確認することをお勧めします。

酒さになりやすい方

一般には中高年の方に多いとされています。ただし当院の診療では、お子さまから高齢の方まで幅広くみられます。次のような方は、酒さが背景にある可能性があります。

  • 顔の湿疹やアトピー性皮膚炎の治療を続けているが、顔の赤みだけが残る
  • ニキビとして治療しているが、赤みとほてりのほうが気になる
  • もともと顔が赤くなりやすい体質で、年齢とともに赤みが引かなくなってきた
  • 顔にステロイド外用薬を長期間使用してきた

酒さの原因と悪化因子

酒さの原因は完全には解明されていません。ただし、単に「皮膚だけの病気」ではなく、次のような複数の要素が関わると考えられています。

  • 血管の反応性
  • 自律神経・免疫バランス
  • 腸内環境
  • 心身のストレス
  • 皮膚のバリア機能の低下

西洋医学だけでは説明しきれない複雑な要素が関わるため、当院では西洋医学と東洋医学を統合したアプローチを行っています。

悪化因子と、日常でできる対策

日本皮膚科学会のガイドラインでは、紫外線、外気温の急激な変化、刺激のある食べ物やアルコールの摂取が増悪因子として挙げられています。どの因子で悪化するかは人によって異なるため、ご自身のパターンを知ることが治療の第一歩になります。

紫外線
最も重要な因子のひとつです。季節を問わず日焼け止めを使用し、帽子・日傘を併用します。刺激が少ない製品の選び方は診察時にご相談ください。
急な温度変化・暖房・こもる熱
冬の屋外から暖かい室内に入るとき、調理中の火の前、暖房の風が顔に当たる位置などで赤みが出ます。顔に直接風や熱が当たらない工夫をします。
入浴・サウナ
長時間の高温入浴やサウナは避け、ぬるめの湯にします。入浴後に顔を冷やすとほてりが落ち着きやすくなります。
アルコール
飲酒後に赤みが強くなる方は少なくありません。量と種類によって程度が変わるため、記録をつけると傾向が見えてきます。
刺激のある食べ物
唐辛子などの香辛料、熱い飲み物で赤みが誘発されることがあります。すべてを避ける必要はなく、悪化する組み合わせを把握します。
運動
運動そのものは続けていただいて構いません。運動後に顔を冷やす、屋外では遮光を徹底するなどで対応します。
マスク・摩擦
マスクの内側の熱と湿気、こすれが赤みを誘発することがあります。素材と着用時間を調整します。
ストレス・睡眠不足
精神的な緊張で一過性の赤みが誘発されます。睡眠と生活リズムの立て直しも治療の一部です。
刺激の強いスキンケア・施術
ニキビ用の市販薬、ピーリング、スクラブ、強いクレンジングは悪化要因になります。まず「使っているものを減らす」ことから見直します。

酒さとニキビ・赤ら顔・酒さ様皮膚炎の違い

酒さ・脂漏性湿疹・尋常性ざ瘡(ニキビ)は、それぞれ全く異なる疾患です。しかし実際の臨床では、この三つが重なり合って存在する方や、時期によって症状が入れ替わる方が少なくありません。当院では、診断と治療方針を患者さんと共有しながら、一歩ずつ治療を進めていきます。

酒さとニキビの違い

両者は見た目が似ていて間違われやすいのですが、見分けるための軸があります。

面皰(コメド)の有無 ― 最も重要な違い
ニキビでは白ニキビ・黒ニキビと呼ばれる面皰ができます。酒さでは面皰を伴いません。
赤み・ほてり・毛細血管拡張
酒さでは持続する赤み、ほてり、細い血管が浮いて見える毛細血管拡張が主な症状になります。ニキビでは主症状ではありません。
出る場所
酒さは顔の中央(頬・鼻・眉間・あご)が中心です。
悪化のきっかけ
酒さは寒暖差・紫外線・飲酒・刺激物・入浴で悪化します。
治療が異なる
ニキビの標準的な治療をそのまま酒さに用いると、刺激で悪化することがあります。診断を確かめることが治療の前提になります。

顔の赤みや、ニキビのような赤いぶつぶつが長引く場合、酒さ・酒さ様皮膚炎の可能性があります。ニキビとしての治療をお考えの方はニキビの治療のページもご覧ください。両方が同時に存在することもあるため、見分けが難しい場合は診察でご相談ください。

酒さと赤ら顔の違い

「赤ら顔」は顔が赤く見える状態を指す言葉で、病名ではありません。その原因のひとつが酒さです。赤ら顔の背景には、次のようなさまざまな原因が考えられます。

  • 酒さ
  • 酒さ様皮膚炎(ステロイド外用薬によるもの)
  • 脂漏性皮膚炎
  • 顔の湿疹・接触皮膚炎(化粧品によるものを含む)
  • 顔のアトピー性皮膚炎
  • 膠原病(全身性エリテマトーデスなど)
  • 光線過敏症
  • 更年期のほてり
  • 体質的に血色がよいだけで、治療の必要がないもの

原因によって治療がまったく異なるため、まず何による赤みなのかを見きわめることが重要です。

酒さ様皮膚炎について

長期のステロイド外用により、酒さが修飾・増悪して生じるのが「酒さ様皮膚炎」です。単純な副作用ではなく、酒さの素因がある人がステロイドで悪化した状態と考える方が合理的です。また、免疫抑制外用薬でも同様の増悪が報告されており、酒さの存在を見逃さないことが極めて重要です。

治療の基本はステロイド外用薬の中止です。ただし、急に中止すると一時的に赤みやただれが強く出る(リバウンド)ことがあり、数週間から数か月続く場合があります。自己判断で中断せず、必ず受診のうえで中止の進め方をご相談ください。

脂漏性湿疹について

脂漏性湿疹は、内分泌の影響を背景に、生後6ヶ月までの新生児や、思春期以降に活動が活発になることで起こります。主に顔に「かさつき」「赤み」「べたつき」などが出やすく、慢性的に繰り返すこともあります。

治療には、

  • 規則正しい生活
  • 十分な睡眠
  • 精神的ストレスの軽減
  • 糖分を控え、ビタミンB2・B6、食物繊維を多く含むバランスのよい食事

といった生活改善も大切です。顔の湿疹・かぶれについては湿疹・各種皮膚炎・かぶれ・接触性皮膚炎、顔のアトピー性皮膚炎についてはアトピー性皮膚炎のページもあわせてご覧ください。

当院の診察・診断の進め方

初診で確認すること

  1. 赤み・ほてり・ぶつぶつがいつから、どのように出ているか
  2. どんなときに悪化するか(季節・入浴・飲酒・食事・気温差・ストレス)
  3. これまでに使用した外用薬・内服薬、市販薬、スキンケア、美容施術の内容
  4. ステロイド外用薬の使用歴とその期間
  5. 面皰の有無、毛細血管拡張の程度、赤みの分布(病型の判断)
  6. 目の症状の有無(眼型酒さの確認)
  7. 全身の状態、生活リズム、食事、お困りの度合い

より良い治療法をご提案するために、初診の際はこれまでの治療経過が分かる資料(処方内容・お薬手帳・以前の診断名など)をご持参ください。使用していた製品の実物やパッケージの写真も参考になります。

受診の目安

次のような場合は、早めのご相談をお勧めします。

  • 顔の赤みが3か月以上続いている
  • ニキビの治療を続けているのに、赤みやぶつぶつが改善しない・悪化している
  • 顔にステロイドを塗り続けていて、やめると悪くなるので続けている
  • 目の充血や異物感が、顔の赤みと同じ時期から続いている
  • 鼻の皮膚が厚くなってきた
  • 化粧品がしみて、使えるものがどんどん減っている

顔の赤みは見た目に関わるお悩みのため、受診をためらわれる方も少なくありません。四ツ橋・心斎橋・なんば方面で皮膚科をお探しの方は、まずご相談ください。はじめて当院を受診される方は初めての方へもご覧ください。

診察のご予約

酒さの治療|保険診療でできること

酒さの治療には、公的医療保険が使える治療があります。まずは保険診療でできることから組み立て、必要に応じて自費の選択肢をご相談します。

メトロニダゾール0.75%ゲルの外用

2022年5月、メトロニダゾール0.75%ゲルの外用薬に酒さの効能・効果が追加され、保険診療で処方できるようになりました。日本皮膚科学会『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023』では、丘疹膿疱型の酒さに対する外用治療として推奨度A(強く推奨)と位置づけられています。

使用にあたって、次の点をご説明しています。

使い方
1日2回、患部を洗浄したあとに適量を塗布します。
使用期間
通常は12週間までとされています。12週間を超えて使用する場合は、必要性を慎重に判断します。
使用中の注意
日光や日焼けランプなどによる紫外線曝露を避けてください。
お使いいただけない方
本剤の成分に対する過敏症の既往がある方、脳・脊髄に器質的疾患のある方、妊娠3ヵ月以内の女性には使用できません。
主な副作用
接触皮膚炎、乾燥、かゆみ、つっぱり感などが報告されています。気になる症状が出た場合は使用を中止し、ご相談ください。

内服薬の考え方

従来はテトラサイクリン系抗生物質やメトロニダゾールの内服が用いられてきました。ガイドラインでは、丘疹膿疱型に対するテトラサイクリン系内服は「本邦でのエビデンスが乏しい」として選択肢のひとつと位置づけられています。

なお、ドキシサイクリン・ミノサイクリンなどの内服薬は、酒さに対する承認された効能・効果を持ちません(適応外使用にあたります)。当院で内服をご提案する場合は、目的・期間・想定される副作用を診察時にご説明します。

また、紅斑毛細血管拡張型(赤みと毛細血管拡張が主体の型)については、ガイドライン上「一様に推奨できる外用薬・内服薬はない」とされています。外用や内服だけで赤みが完全に消えるとお伝えすることはできません。この型では、生活指導と、次章の自費診療の選択肢を含めてご相談します。

漢方薬による治療

当院では、体質・全身状態を重視した漢方治療を診療の柱のひとつとしています。院長は酒さ・酒さ様皮膚炎に対する漢方薬治療に関する研究で博士号を取得しています。

ただし、ガイドラインにおける酒皶に対する漢方療法の推奨度はC2(行ってもよいが推奨はしない)であり、比較試験によるエビデンスは限られています。また、十味敗毒湯などの漢方薬は酒さに対する承認された効能・効果を持ちません。

そのうえで当院が漢方を併用するのは、酒さが血管の反応性・自律神経・免疫バランス・腸内環境・ストレスといった全身の状態と結びついていると考えているためです。効果や必要な期間には個人差があります。どの方剤を用いるかは、体質と症状を診たうえで判断します。

スキンケアと生活指導

ガイドラインでは、適切な遮光と、低刺激性の洗顔料・保湿剤の適切な使用についての指導が、治療の選択肢のひとつとして推奨されています(推奨度C1)。

当院では、まず外からの刺激を減らすことを優先します。使っているスキンケアや受けている施術を一度整理し、必要なものだけに絞ります。そのうえで、前章の悪化因子への対策を組み合わせます。

酒さの治療|自費診療の選択肢

外用・内服だけでは対応しきれない赤みや毛細血管拡張に対して、当院ではレーザー・光治療・注入療法も行っています。いずれも公的医療保険が適用されない自費診療です。

【重要】酒さの赤みやほてりを目的としたレーザー・光治療・注入療法は、いずれも国内で承認された効能・効果または使用目的の範囲外での使用(適応外使用)となります。下記の説明をお読みいただき、ご不明な点は必ず診察時にお尋ねください。

Vビームレーザー(パルス色素レーザー)

Vビームレーザーの機器

Vビームレーザーは、赤みに反応する波長(黄色光)を用いて、拡張した毛細血管を選択的に治療するレーザーです。血管の赤い色素(ヘモグロビン)に吸収されることで、余分に拡張した血管に作用します。

適応となる症状

  • 酒さによる持続的な赤み
  • 毛細血管拡張(小鼻や頬に見える赤い血管)
  • 赤ら顔全般
  • 炎症後の赤み

ガイドラインでは、紅斑毛細血管拡張型に対するパルス色素レーザー・Nd:YAGレーザー・IPLは推奨度C1(選択肢のひとつ)とされています。

費用(税込)
9,900円(税込)~/1回(照射範囲15㎠)
治療回数・期間の目安
3回~5回を4週間おき(症状により異なります)
保険適用の有無
色素レーザーの保険適用は、単純性血管腫・いちご状血管腫・毛細血管拡張症に対して行った場合に限られます。酒さの赤みを目的とした照射は自費診療です(適応外使用)。
主なリスク・副作用
照射後の赤み・むくみ・熱感、内出血(紫斑)、色素沈着、色素脱失、まれに水疱・瘢痕。照射後は遮光が必要です。効果の程度には個人差があり、複数回の治療を要する場合があります。
国内承認の状況
機器自体は国内で承認されていますが、酒さは承認された使用目的に含まれないため、適応外使用となります。適応外使用による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度・医療機器不具合被害救済制度の対象になりません。

ポテンツァ

真皮に微細な刺激を加えることで、皮膚の反応を利用して赤みや炎症に働きかける機器です。当院ではVビームと組み合わせて用いることがあります。

費用(税込)
49,500円/1回 ※麻酔クリーム代金込み
※薬剤導入もするなら ジュベルックで薬剤代金は33,000円(税込)
治療回数・期間の目安
約3回を4週間おき
主なリスク・副作用
照射後の赤み・熱感・むくみ、点状の出血、かさつき、色素沈着、まれに感染・瘢痕。効果の程度には個人差があります。
国内承認の状況
国内で承認された医療機器ですが、承認された使用目的は審美性の改善のための皮膚のフラクショナルリサーフェシングであり、酒さは含まれません。酒さに対する使用は適応外使用となり、健康被害が生じた場合も医療機器不具合被害救済制度の対象になりません。

IPL(光治療)・水光注射

IPL(光治療):
赤みと色素沈着の両方に働きかける光治療です。費用:16,500円(税込)/全額
トライアル 8,800円
水光注射:
薬剤を真皮に届け、皮膚の状態を整えることを目的とした注入療法です。サイトカイン 37,780円(税込)/1回

主なリスク・副作用:照射・注入後の赤み、むくみ、内出血、色素沈着、まれに感染。使用する薬剤により異なるため、詳細は診察時にご説明します。いずれも酒さに対しては適応外使用にあたり、効果の程度には個人差があります。

ロイヤルローズクリーム~当院オリジナルの外用剤~

『酒さ』『赤ら顔』『刺激性皮膚炎』『超敏感肌』などのお悩みで当院に通院されている方から、「漢方治療を続けながらスキンケアを減らしてきたけれど、やはり何かつけたい」というご相談を多くいただいてきました。

そこで院長が、抗酸化・抗炎症・赤みへの配慮を重点に置き、刺激を起こしにくく保湿もできる処方を考えて作成したのが、当院オリジナルのクリーム「ロイヤルローズクリーム」です。ビタミンK・亜鉛などの成分を配合しています。化粧品であり、医薬品ではありません。

費用(税込)
10g入り 2,300円
ご注意
化粧品のため、疾患の治療を目的としたものではありません。肌に合わない場合は使用を中止してください。効果の感じ方には個人差があります。

腸内環境へのアプローチ(サプリメント)

酒さと腸内環境の関連については、カンジダなどの腸内細菌・真菌のバランスの乱れと酒さの関連を検討した研究報告があります。当院ではこの点にも着目し、ハーブ由来のサプリメントをお取り扱いしています。

体質や生活背景によって適否が異なるため、漢方薬による治療や栄養指導と組み合わせながら、必要な方にご提案しています。

費用(税込)
1箱90粒 9,180円
目安量
1日1~3粒。1箱で約1~3か月分です。

その他の外用薬・内服薬について

アゼライン酸クリームは、国内では医薬品として承認されておりませんので、化粧品扱いとなりますが、処方可、能です。その他イソトレチノイン内服、イベルメクチンクリームなども取り扱っております。
当院でこれらをご提案する際は、その安全性などについてご説明させていただいております。

自費診療についてのご案内

公的医療保険の適用
この章に記載した治療は、いずれも公的医療保険が適用されない自費診療です。保険診療との併用はできません。
表示価格
すべて税込価格です。別途、初診料・再診料・処置に伴う費用が必要になる場合があります。詳しくは施術料金表をご覧ください。
効果について
効果の程度や必要な回数は、病型・症状の程度・体質によって異なり、個人により結果が異なります。すべての方に同じ結果をお約束することはできません。
お問い合わせ
ご不明な点は、お電話(050-3146-4292)またはお問い合わせフォームよりご連絡ください。診察時のご相談も承ります。

敏感肌・「ビニール肌」からの肌再生

敏感肌とは、本来は問題のないはずの刺激に対して、肌が過敏に反応してしまう状態を指します。背景には皮膚の菲薄化(薄くなること)があり、酒さ様皮膚炎や美容施術の影響で起こるケースが少なくありません。

敏感肌を引き起こす原因

酒さ様皮膚炎:
長期にわたるステロイド外用で皮膚が菲薄化し、敏感肌になります。
ニキビ外用薬・ピーリング・エステ施術・美容施術:
これらでも皮膚が薄くなり、いわゆる「ビニール肌」と呼ばれる、皮膚がペカペカと光り透けて見える状態を招きます。

敏感肌に現れる症状

  • 皮膚が薄く光って見える
  • 乾燥とべたつきが入り混じる不安定な感覚
  • 水や髪の毛が当たるだけでもヒリつく
  • 今まで問題なかった基礎化粧品ですらしみる

当院の治療方針

敏感肌は単なる「外側の問題」ではなく、皮膚の構造や全身の状態と密接に関わっています。そのため当院では、

  • 外からの刺激を減らす(スキンケアや施術の見直し)
  • 皮膚の状態に合わせた漢方治療
  • 皮膚の回復を助ける施術

を組み合わせ、肌を安定した状態へ近づけることを目指します。改善の程度と必要な期間には個人差があります。

当院が酒さ診療で大切にしていること

酒さは「外からの刺激」と「体質・全身の状態」の両方が関与するため、当院では西洋医学と東洋医学の両面から治療を組み立てています。

西洋医学:
診断を出発点に、ガイドラインに沿った薬物療法と、必要に応じた施術を組み合わせます。
東洋医学:
上海中医学院での研鑽と国際中医師の資格をもとに、体質に応じた漢方治療を行います。
生活指導:
スキンケアの見直し、食生活、睡眠、心身のバランスについてお伝えします。
研究実績:
酒さ・酒さ様皮膚炎に対する漢方薬治療に関する研究で博士号を取得しています。

詳しい経歴はドクター紹介をご覧ください。

研究と臨床から生まれた治療の柱

外用治療:
日常的に使いやすいオリジナルクリームの開発
レーザー治療:
Vビームレーザーに加え、ポテンツァによるアプローチ
内側からの治療:
栄養・サプリメント指導、腸内環境からの体質改善
漢方治療:
体質・全身状態を重視した診療
敏感肌への対応:
過度なスキンケアや施術により「ビニール肌」になってしまった方への肌再生プログラム

治療に取り組むうえで

酒さや敏感肌の治療は、虫刺されや湿疹のように数日で治るものではありません。ある程度の期間をかけて状態を整えていく治療になります。

当院では、時間をかけて症状が落ち着き、治療を終えられる方もいらっしゃいます。改善の程度や必要な期間には個人差がありますが、経過を一緒に確認しながら、一歩ずつ進めていきましょう。

治療の流れ・通院の目安

STEP1 ご予約
当院は完全予約制です。WEB予約またはお電話(050-3146-4292)でご予約ください。オンライン診療も承っています。
STEP2 初診・問診
症状の経過、悪化のきっかけ、これまでの治療歴、使用してきたスキンケアや施術の内容をお聞きします。治療経過が分かる資料をご持参ください。所要時間は5~15分程度です。
STEP3 診察・病型の判断
赤みの分布、ぶつぶつの性状、面皰の有無、毛細血管拡張の程度、目の症状を確認し、病型と鑑別すべき疾患を整理します。
STEP4 治療方針のご相談
保険診療でできることを基本に、必要に応じて自費の選択肢もご説明します。費用とリスクをお伝えし、ご納得いただいてから開始します。
STEP5 治療の開始と経過観察
外用薬による治療では、使用期間と見直しの時期を定めて経過を確認します。通院の間隔は病型と症状の程度により異なり、4週間ごとが目安です。
STEP6 安定期の管理
症状が落ち着いたあとも、悪化因子が重なると再燃することがあります。遮光とスキンケアを続けながら、必要に応じて受診いただきます。

料金の目安

保険診療

初診・再診
公的医療保険が適用されます。
メトロニダゾール0.75%ゲルの処方
保険適用です。
漢方薬の処方
保険で処方できる漢方薬もあります(酒さに対する適応はありません)。負担額は方剤と日数により異なります。

自費診療(すべて税込)

Vビームレーザー
9,900円(税込)~/1回
ポテンツァ
49,500円/1回
IPL(光治療)
16,500円(税込)/全額
トライアル 8,800円
水光注射
37,780円(税込)/1回
ロイヤルローズクリーム(化粧品)
10g 2,300円

自費診療は公的医療保険が適用されません。治療内容・回数・想定される費用の総額は、診察時にご説明します。現在の料金は施術料金表をご確認ください。

よくある質問

酒さは治りますか?
酒さは原因が完全に解明されていない慢性の疾患で、治療の目的は「症状をコントロールし、よい状態を保つこと」です。時間をかけて症状が落ち着き、治療を終えられる方もいらっしゃいますが、改善の程度や必要な期間には個人差があります。一度落ち着いたあとも、紫外線や寒暖差などの悪化因子が重なると再燃することがあります。
酒さとニキビはどう見分けますか?
最も大きな違いは、面皰(コメド=白ニキビ・黒ニキビ)の有無です。酒さでは面皰を伴いません。また酒さでは、赤みやほてり、細い血管が浮いて見える毛細血管拡張が顔の中央(頬・鼻・眉間・あご)に出やすく、寒暖差・紫外線・飲酒・辛い食べ物で悪化しやすいという特徴があります。ただし両者が同時に存在することもあり、見分けが難しいため診察での確認が必要です。
酒さと赤ら顔は何が違いますか?
「赤ら顔」は顔が赤く見える状態を指す言葉で、病名ではありません。その原因のひとつが酒さです。赤ら顔の背景には、酒さのほかに酒さ様皮膚炎、脂漏性皮膚炎、顔の湿疹、アトピー性皮膚炎、化粧品による接触皮膚炎、膠原病、光線過敏症、更年期のほてりなど、さまざまな原因が考えられます。原因によって治療が変わるため、まず鑑別が必要です。
酒さの治療に保険は使えますか?
使える治療があります。2022年5月にメトロニダゾール0.75%ゲルの外用薬に酒さの効能・効果が追加され、保険診療で処方できるようになりました。丘疹膿疱型(ニキビに似たぶつぶつを伴うタイプ)に対しては、日本皮膚科学会のガイドラインで推奨度Aとされています。一方、レーザーや光治療を酒さの赤み目的で行う場合は原則として自費診療になります。
酒さはどのような人に多いですか?
一般には中高年の方に多いとされています。ただし当院の診療では、お子さまから高齢の方まで幅広く見られ、湿疹やアトピー性皮膚炎、ニキビと合併していて酒さと気づかれていない方が少なくありません。顔のほてりや、顔だけの乾燥が続く場合は、背景に酒さがある可能性があります。
ステロイドを塗って顔が赤くなりました。酒さですか?
顔にステロイド外用薬を長期間使用したあとに赤みやぶつぶつが出た場合、酒さ様皮膚炎の可能性があります。治療の基本はステロイドの中止ですが、急に中止すると一時的に赤みが強く出る(リバウンド)ことがあり、数週間から数か月続く場合もあります。自己判断で中断せず、受診のうえで中止の進め方をご相談ください。
市販薬やスキンケアで対処できますか?
酒さはニキビと間違われやすく、ニキビ用の市販薬やピーリングを続けると刺激で悪化することがあります。セルフケアとしてお勧めできるのは、適切な日焼け止めの使用と、低刺激性の洗顔料・保湿剤を必要な範囲で使うことです。日本皮膚科学会のガイドラインでも、遮光と低刺激のスキンケア指導が治療の選択肢のひとつとされています。
メイクをしてもいいですか?
メイクそのものを禁止する必要はありません。赤みを隠したいというお気持ちは自然なものです。ただし、落とすときに強くこする、洗浄力の強いクレンジングを使う、といった摩擦と刺激が悪化につながることがあります。具体的な製品や落とし方は、肌の状態を見ながら診察時にご相談ください。
お酒や辛い食べ物は控えたほうがよいですか?
アルコールと刺激のある食べ物は、酒さの増悪因子として知られています。すべての方に同じように当てはまるわけではないため、ご自身がどの因子で悪化するかを把握することが大切です。飲酒や食事の内容と、赤みが強く出た日を記録していただくと、悪化因子を見つけやすくなります。
入浴・サウナ・運動は控えたほうがよいですか?
顔に熱がこもることと、急な温度変化は赤みやほてりを誘発します。控える必要はありませんが、長時間の高温入浴やサウナは避け、ぬるめの湯にする、運動後は顔を冷やす、といった工夫が有効です。運動自体は続けていただいて構いません。
治療期間・通院頻度はどのくらいですか?
酒さは数日で治る種類の疾患ではなく、ある程度の期間をかけて状態を整えていく治療になります。外用薬による治療では、使用期間や見直しの時期を定めて経過を確認します。必要な通院の間隔は病型と症状の程度によって異なりますので、初診時に見通しをお伝えします。
レーザー治療に保険は使えますか?
色素レーザーの保険適用は、単純性血管腫・いちご状血管腫・毛細血管拡張症に対して行った場合に限られています。酒さの赤みやほてりを目的とした照射は、この範囲に含まれないため原則として自費診療です。保険で行える範囲かどうかは診察で判断しますので、ご希望があればお申し出ください。

そのほかのご質問はよくある質問のページもご覧ください。

四ツ橋・心斎橋・なんばからのアクセス

わたなべ皮フ科・形成外科は、大阪市西区北堀江にあります。大阪メトロ四つ橋線「四ツ橋駅」からすぐ、なんば駅からも徒歩圏内です。四ツ橋・堀江エリアはもちろん、心斎橋・なんば・桜川・本町・大正区方面からも通院いただけます。

四ツ橋駅(大阪メトロ四つ橋線)
徒歩1分。最寄り駅です。
心斎橋駅(御堂筋線・長堀鶴見緑地線)
徒歩8分。長堀地下街を通って徒歩圏内です。心斎橋でのお買い物やお仕事の前後に立ち寄っていただけます。
なんば駅(御堂筋線・四つ橋線・千日前線ほか)
徒歩6分。四つ橋線で1駅でもお越しいただけます。難波方面からの通院に便利です。
西大橋駅(長堀鶴見緑地線)
徒歩10分。堀江・新町エリアからは西大橋駅もご利用いただけます。
本町駅(御堂筋線・四つ橋線・中央線)
徒歩15分。四つ橋線で2駅です。本町周辺にお勤めの方は、診療時間の遅い時間帯もご利用いただけます。
桜川駅・大正区方面
桜川・大正区方面からも、四つ橋線または千日前線でお越しいただけます。
所在地
〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江1丁目2-10 9階
電話
050-3146-4292

地図と詳しい道順はアクセスのページをご覧ください。

ご予約

当院は完全予約制です。四ツ橋駅からすぐの立地ですので、お仕事やお買い物の前後にも通院いただけます。酒さ・赤ら顔の診療をご希望の方は、下記よりご予約ください。初診の際は、これまでの治療経過が分かる資料をご持参いただけると診療がスムーズです。

診察のWEB予約

オンライン診療の予約

地図・アクセス

【参考文献・出典】日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」/メトロニダゾール0.75%ゲル 電子添文/診療報酬点数表 J054-2 皮膚レーザー照射療法。
このページの内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個々の診断・治療方針に代わるものではありません。症状や治療の効果には個人差があります。
最終確認日:2026年9月18日

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