帯状疱疹(ヘルペス)

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帯状疱疹(ヘルペス)

神経のラインに沿って帯状にでます。治るのに約二週間ほどかかります。
唯一、痛みのある皮膚病といえます。水泡ができる前に、そのあたりが痛んだり、しびれた感じがすることが多く、最初は皮膚科ではなく、整形外科や整骨院に行かれる方も多いですが、やがて水泡が出てきます。この病気は侮らず、しっかり抗ウイルス薬などの内服をすることが必要です。今は抗ウイルス薬も何種類か出ておりますので、その方の体調に合ったものをお選びします。

痛みの強い方は別の薬でコントロールします。帯状疱疹後神経痛になってしまった際には、ペインクリニックのご紹介もしています。また、当院にあるスーパーライザーなどを当てて、痛みを和らげています。

高年齢の方ほど、神経痛が残ってしまう傾向があるので、今は帯状疱疹の予防接種(ワクチン)も施行しております。※予約制です。

帯状疱疹の予防ワクチンについて

帯状疱疹は、子どものころにかかった水ぼうそうウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が、体の神経に潜んでいて、加齢やストレス・免疫力の低下をきっかけに再び活動することで発症します。
50歳以上では特に発症リスクが高く、強い痛みや後遺症(帯状疱疹後神経痛)が長引くこともあります。

この帯状疱疹を防ぐために、日本では2種類の予防ワクチンが使われています。

①生ワクチン(商品名:乾燥弱毒生水痘ワクチン)

水痘ワクチンを帯状疱疹予防にも応用しているタイプ

接種方法
1回皮下注射
効果
発症をおよそ50~60%程度抑える
効果の持続
5年程度
費用
8,800円(自費)
注意点
免疫が弱っている方(ステロイド内服中・免疫抑制剤使用中・がん治療中など)は接種できません。

②不活化ワクチン(商品名:シングリックス®)

最新のワクチン。生きたウイルスを含まないタイプ

接種方法
2回筋肉注射(2ヶ月間隔、場合によって6ヶ月まで延長可)
効果
発症を90%以上抑える非常に高い効果
効果の持続
少なくとも10年程度と長期
費用
1回 22,000円前後(2回で計44,000円、自費)
注意点
注射部位の腫れ・発熱・倦怠感など一時的な副反応が出やすい

どちらを選ぶべき?

  • 費用を抑えて、とりあえず予防したい方→生ワクチン
  • しっかり予防したい方、免疫が落ちてきた方、長期間の効果を望む方→シングリックス®(不活化ワクチン)

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