ニキビ

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ニキビの漢方治療

ニキビには赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビの種類があり、原因も多種多様です。当院ではニキビは「青春のシンボル」と楽観視せず「ひとつの病気」「体のバランスの乱れ、ゆがみの表現」としてとらえ、根本治療を目指しています。

便通、月経状態、冷え、むくみ、舌の状態等を診たうえで、その方に適合した漢方薬を選びます。女性は血虚タイプ(貧血気味)、血淤タイプ(血のめぐりが悪い)が多く、男性は食積タイプ(過剰な食物摂取)が多いようです。外用薬も、その方の肌質にあわせゲルタイプ、クリームタイプ、液体タイプがあります。

その他の治療として以下があります。

  • 面皰(めんぽう)圧出術(保険でできます、安価です)
  • ケミカルピーリング(2週間に一度、3回以上の施術をお勧めしています)
  • アグネス(AGNES)(炎症性のニキビや同じ場所に何度も繰り返すニキビ・コメドにも効果的です。ニキビのできる脂腺を根本治療するので再発のリスクが少なくなります)

    詳細については「アグネス(AGNES)」ページをご覧ください

  • フォトフェイシャル(炎症性のニキビにも効果的なフォトフェイシャルがあります。また、ニキビの赤みや色素沈着にも効果的です)
  • ニキビ跡に対してCO2フラクショナルレーザー・ポテンツァ
  • レチノイドクリーム
  • LEDブルーライト療法(赤いにきびを鎮静化させます)
  • 高濃度ビタミンC誘導体含有ローション(このローションには通常2~3%しか配合されていないビタミンCを10%配合することによりニキビに効果を出しております。炎症を伴ったニキビやニキビ跡に効果的で、ニキビ治療やニキビ予防のため化粧水として使えます)
  • ビタミンCイオン導入(当院ではメデイカルエステという名前で施術しております。ニキビに効果のあるビタミンCを多量に深部まで浸透させることで、炎症を伴ったニキビ、赤みに効果的です)

また当院では女性への抗生物質の投与は最低限にしております。

ニキビ跡(クレーター、赤み)に関しても、ケミカルピーリング、CO2フラクショナルレーザーを用い、はっきり効果のでやすい治療を行っています。当院では開院以来、老若男女、ニキビに悩む方が多く来られ、ニキビ治療に力をいれて参りました。完治にもっていける治療法が確立できたと自負しておりますが、「ニキビはできなくなったけれど、ニキビ痕を治してほしい」というご要望が多数ありました。なので、このたびニキビ痕の治療に取り組むことになりました。ニキビ痕は黒ずみ、赤み、硬くなってしまった状態、クレーターなどに分類されますが、それぞれの状態により治療法が異なります。

黒ずみになったニキビ炎症後色素沈着といわれる状態で、炎症を伴うニキビが治った後に「しみ」のようになった状態です。黒ずみを早くよくしたい方は、イオン導入、高濃度ビタミンCローション、ハイドロキノン外用剤、フォトフェイシャル、LED治療が適します。

赤みのあるニキビ痕はまだ炎症を起こしている状態です。抗生物質の内服、外用などにより炎症を抑え、フォトフェイシャル、めんぽう圧出術、イオン導入、フォトフェイシャル、LED、を併用することにより早期回復します。炎症が長く続きすぎると黒色化、瘢痕化しますので、早期に積極的治療をされることをお勧めいたします。

硬くなった状態のニキビ跡にまれになられる方がおられます。ケロイドといわれる状態で、ステロイドの局所注射、リザベンの内服などを行います。

クレーター上のへこみには炭酸ガスレーザーを用いています。市販のニキビ用の化粧品を多用される方がおられますが、皮膚が乾燥しすぎるために起こるニキビもあります。ニキビ肌の方がお使いになれる化粧品の説明、ご紹介もしています。

にきび跡については「ニキビ痕」ページをご覧ください

ニキビ治療計画の一例~女性バージョン~

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