大人と違って、子供は皮膚も成長過程の為、大人とは全く異なります。
特に皮膚の厚さが異なります。
大人:2~3mm、子供:1~2mm
大人の半分程度しか厚さがありませんので、気温や湿度は勿論、ダニ・ハウスダスト・雑菌などの外部からの影響をとても受けやすいのです。
当院では「皮膚科医はお子様にとって、すくすく成長してもらう為のサポートを行う」というスタンスで治療すべきだと全ての医師が考えております。
その為、「極力強い薬を避ける」という信念のもと、治療を行っております。
具体的には「ステロイド剤の使用」や「抗生物質の多用」は控えております。
但し、体質や成長状況を考慮した上で使用する場合もありますが、その場合は最小限に抑えるよう心がけております。
また、対症療法(症状を抑えるための治療)で症状を抑え込んでも、大人になっても再発してしまう場合もあります。その為、ご両親と相談した上で体質改善が必要なお子様には漢方薬による治療も行っております。
当院ではお子様の体調を明確に把握するためにも「お腹」「舌」「便通」の状況を把握した上で、最適な漢方を処方するよう心がけております。
また漢方薬を飲みにくいお子様には服薬指導も行っておりますので、ご両親も安心いただくことができます。