ケロイド、傷痕、やけど痕

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ケロイドは、皮膚が損傷を受けた後などに発生する赤みの強い盛り上がりのことをいいます。手術痕やニキビ痕などに発生しますが、何もなかった所に突然現れる特発性ケロイドもあります。ケロイドと盛り上がりのある傷痕はよく似ていますが、最も大きな違いは、ケロイドは損傷を受けていない周囲の健康な皮膚に発赤を認めることが多く、正常な皮膚組織の中にまで浸潤して広がっていき、拡大変化を続けます。
また、ケロイドと肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の見極めはその分野で経験のある医師による診断が重要です。
肥厚性瘢痕とは、外傷後に、創面(損傷部分)を修復しようとしてできた線維組織が過剰に産生されることで、いわゆるミミズバレ状の瘢痕が、長期にわたって残存する状態をいいます。
自然治癒がなく、健常組織へ染み出すように広がり、出来やすい体質があります。
手術による切除縫合は、再発や悪化のリスクが高く、さらに拡大してしまいます。ケロイドは治療方法を間違えると、治すどころか返ってより大きくなってしまいます。
さまざまな治療法がありますが、いろいろな治療方法を試みても治らなかったケロイド・火傷痕なども、医療機器による治療や注入療法を複数組み合わせた複合治療で、改善を目指します。

ケロイドの治療法

保険治療による内服薬(リザベンカプセル)、ステロイド外用薬、ステロイドシールなどがありますが、それでも効果のみられない場合は下記さまざまな治療法を組み合わせて施行いたします。

01CO2フラクショナルレーザー

盛り上がりが強い傷を削る場合に使用する、手術にも使用される強力なレーザーです。
CO2(炭酸ガス)レーザーなどで、皮膚を何回かに分けて丁寧に縮めていきます。

02イントラジェン

レーザー光線の何倍もの強さをもつラジオ波(高周波)の熱エネルギーを使用して、自己コラーゲンを産生させることにより、火傷後の凹み改善や皮膚の中の塊を柔らかくする治療機器です。

03Vビーム

メラニンと毛細血管を破壊して、火傷痕やケロイドの赤みを除去するレーザーです。
皮膚の赤みをとります。毛細血管を選択的に収縮、凝固破壊します。

04ダイオードレーザー

低出力なので、細胞を傷つけずに活性化させたり、沈静化させる作用があるレーザーです。
ケロイドやまだ新しい傷に使用する場合があります。

05バイオプトロン

紫外線を100%カットし、太陽光の素晴らしい部分だけを再現した、スイス開発の細胞を修復する光治療機です。
火傷などの炎症期に他の治療と併用して使用する場合があります。

06メソセラピー

治療部位の皮膚に、目的に応じた薬液をダイレクトに細かく注射していく治療方法です。
皮膚細胞再生、活性化により、自己コラーゲンを生成する薬剤を使用します。
【ダーマルテラピーカクテル】
成分:サイトカイン、コエンザイムA、グルタチオン、ミネラル、ビタミンC・A・K・B2・B5・B7など

07ケナコルト剤の注射

強力に炎症を抑える作用があるため、炎症が持続した状態の、盛り上がりが強くでている箇所に使用します。

ケロイドが平らな状態になりましたら、皮膚の赤みを取る治療を行います。
毛細血管を選択的に縮め、凝固破壊するVビームなどのレーザー治療を行い、皮膚の赤みを取り除きます。
ケロイドの部分は毛細血管がかなり発達しているため、血液を多く含む上に、炎症の色もあいまってかなりの赤みを帯びています。
さらに、低出力のレーザーを補助的に使用することにより、短期間で効果を上げる対応も行っております。

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