ケミカルピーリング

にきび

にきびは、皮脂が毛穴に貯留することでにきびのもと（角栓）が形成されることから始まります。
炎症が生じますと、赤く痛みを持ったにきびや膿をもったにきびとなります。
浅い深さのピーリングにより毛穴を閉塞させている角質や面皰は排出され、つまった毛穴は開通されますので、にきびは改善され、また、にきびのできにくい皮膚の状態になります。
また膿をもった炎症性にきびの場合にも、浅いレーザーリフトアップにより排膿が促され治癒が促進されます。

しみ

ケミカルピーリングにより表皮の生まれ変わり（ターンオーバー）が促進され、表皮内に貯留していたメラニン色素が上行して角質とともに脱落し、また、表面に固着していた角質も均等に剥離されるため、くすみも改善されます。
用いる薬品によっては、薬品が直接メラニン色素に働きかけ、しみを薄くすることも言われています。
しかし、これらの変化は、顕微鏡レベルでは証明されていますが、実際に肉眼で確認することができるためには、根気よく治療を続け、また治療中の遮光などの努力が必要です。

グリコール酸

日本でもっともポピュラーなピーリング剤です。
合わせてする乳酸はマイルドなもので、これには保湿や美白効果もあります。
頻度は二週間に一度が目安です。

サリチル酸マクロゴール

グリコール酸より刺激が少なく、月一回のピーリングですみます。 ニキビ、小じわ、皮膚のくすみに効果的です。ピリピリ感がほとんどなく、乾燥が起こりにくいです。

マッサージピール（コラーゲンピール）

マッサージピールは、薬剤をお肌にやさしくマッサージしながら浸透させることで、真皮層に直接働きかける美肌治療です。
従来のケミカルピーリングは表皮の古い角質を剥離してターンオーバーを促すのに対し、マッサージピールは表皮をほとんど傷つけず、真皮の線維芽細胞にアプローチしてコラーゲン生成を促進します。
この作用から「コラーゲンピール」とも呼ばれています。

治療直後からお肌のハリやツヤを実感でき、さらにコラーゲン再生は約1か月かけて進むため、時間とともにリフトアップ効果も現れます。

このようなお悩みにおすすめ

• 肌のハリ・弾力を取り戻したい
• 小じわや毛穴の開きが気になる
• ニキビ跡による色素沈着がある
• ごわつきや化粧ノリの悪さが気になる
• 透明感のある明るい肌を目指したい

使用薬剤：PRX-T33

トリクロロ酢酸（TCA）：

真皮に作用し、強力なピーリング効果とコラーゲン生成を促進

過酸化水素：

TCAの強い作用を保護しつつ効果を高め、刺激を最小限に抑える

コウジ酸：

チロシナーゼ阻害作用による美白効果、炎症後色素沈着の抑制

マッサージピールの特徴

• ダウンタイムがほとんどなく、施術直後からメイク・日焼け止めが可能
• 光感作を起こさないため、夏でも安心して受けられる
• 短時間で施術が完了し、直後から効果を実感できる

施術を受けられない方（診察時にご相談ください）

• 皮膚に炎症のある方、敏感肌の方
• 脂漏性皮膚炎・皮疹・ヘルペス発疹のある方
• コウジ酸アレルギーのある方
• 妊娠中・授乳中の方
• ハイドロキノン・トレチノインを使用中の方（施術の2週間前までに使用を中止してください）

治療回数について

2〜3週間ごとに数回の施術を重ねることで、より持続的な効果が得られます。