ニキビのホルモン治療

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ニキビのホルモン治療(女性ホルモン調整療法)

どのような方に向いているか

  • 生理周期にあわせて繰り返し悪化するニキビ
  • 思春期を過ぎても治りにくい「大人ニキビ」
  • ホルモンバランスの乱れが関係していると考えられるニキビ

主な治療の種類

低用量ピル(経口避妊薬)

女性ホルモンを安定させることで、男性ホルモンの影響を受けにくくし、皮脂分泌を抑える効果があります。
避妊目的だけでなく、生理前のニキビ悪化や月経困難症の改善にも使われます。

スピロノラクトン(アルダクトンA/アポラスノン)

男性ホルモンの働きを抑えるお薬です。
皮脂腺への刺激を減らすことで、皮脂分泌をコントロールし、ニキビを改善します。
長期的にもリバウンドが少ないことが特徴です。

併用療法

症状やホルモンバランスの状態によっては、低用量ピルとスピロノラクトンを併用することもあります。
相乗効果で安定した改善が期待できます。

治療を受けるにあたって

  • これらの治療は「誰でも気軽に飲める薬」ではありません。
  • 診察・採血・定期検査を行いながら安全性を確認し、適応を判断して処方します。
  • 体質や持病によっては使用できない場合があります。
  • 副作用(血栓症・月経の変化・だるさ・高カリウム血症など)についても、必ず事前にご説明します。

治療の流れ

  1. 医師による診察
  2. 治療前の血液検査(ホルモン値・肝腎機能など)
  3. 皮膚状態の記録
  4. 内服開始
  5. 2週間〜1か月ごとの再診:血液検査・副作用チェック・効果の確認
  6. 必要に応じて薬の量を調整

当院の考え方

ニキビのホルモン治療は、症状の背景にある体質・ホルモンバランスを整えることを目的とした医療です。
安易な長期使用はおすすめしていません。医師の管理のもと、必要な期間を見極めながら続けていきます。

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